Q077
変なクラウンを治したいのですが、抜歯になってしまうのでは? Rさん

このページでは、何度かお世話になったことのあるものです。
何年か前、旅行中に、右上の第2臼歯の白金加金のクラウンがかけてしまい、現地で治療をしていただきました。その後、それほど気にしていなかったのですが、どうもそれは、バケツ冠とかいうもので、しかも、下の歯と殆ど噛み合っていない上に、ちょっと曲がっているらしいのです。担当していただいている先生も、気にされているのですが、レントゲンでは、取り敢えず病巣などは写っていないそうです。
この歯から虫歯になったり、口が開かなくなったりするのでは(数年前口が1センチくらいしか開かなくなったことがある)と、気になるのですが、前回かけたときに自分の歯が全くなくなって、根だけになってしまったので、抜歯になってしまうのではと怖くてなかなか自分から言い出す勇気が出ません。 現在、歯科に通院中で、8月から治療している2本が今週の末にはコアができる予定なので、クラウンができる前に、次の治療方針を立てなければなりません。 左上の第2第臼歯のクラウン(白金加金)がかけているので、どうせこの歯を治療するなら、一度にやった方がいいのかとも思いますがどうでしょう? 嘔吐反射が強いので、出来るだけまとめて、治療していただきたいのですが...
専門家の方のご意見を伺えたらありがたいのですが。
(98/11/13)

A85
Re: 変なクラウンを治したいのですが、抜歯になってしまうのでは? ブッコチ先生

左右同時の臼歯の治療は、最悪の場合、顎(あご)の ズレによる病気を引き起こすなどのリスクを伴う場合が あります。その他のリスクも(食事などなど)ありますので 原則は左右同時ではないです。
(98/12/17)

Q86
Re: 変なクラウンを治したいのですが、抜歯になってしまうのでは? Rさん

ブッコチさん、いつも色々と教えていただきまして、有り難うございます。

> 左右同時の臼歯の治療は、最悪の場合、顎(あご)の
> ズレによる病気を引き起こすなどのリスクを伴う場合が
> あります。その他のリスクも(食事などなど)あります> ので原則は左右同時ではないです。
実は、今回は、(生活歯2本)左右第1小臼歯が同時に割れてしまい、同時治療を余儀なくされていますので、もう既に、外傷性関節炎の傾向があります。 先生は、いつも治療が長くなるのを大変気にされていますし、治療中も必要がないときは、顎を楽にするようにいわれます。前回(口が開かなくなった)の時は、1ヶ月くらい、お粥で我慢してから病院に行きましたが、MPDとかではなく、先生が顎を何かされて、後お薬(消炎剤?)をいただいて、比較的簡単に治りました。 今回は、口を開閉するときに、ぽきっていう音がします。(毎回ではないですけど) 前回のように、簡単に治るのであれば、両方一遍にしてしまいたいと思うのは、乱暴でしょうか?
(98/11/21)

A99
Re: 変なクラウンを治したいのですが、抜歯になってしまうのでは? ブッコチ先生

>簡単に治るのであれば、両方一遍にしてしまいたいと思うのは、
>乱暴でしょうか?
・乱暴かどうかは何とも言えません。両側一度にしないというのは  あくまでも上記レスの通り「原則」ですので場合によっては両側平行して行います。
・また、必要に応じて暫間的に仮の歯を使用する場合などリスクへの考慮や対処が  あります。
・簡単に治るから両方一遍という論理は治療内容にもよりますので  一概に、それが悪いとか良いとかは「断言」できません。  私自身のレスに反する自己矛盾になるかもしれませんが  かみ合わせに影響ないない、或いはあったとしても、回復可能な範囲の場合など  両方一度にする場合もあります。
・そこまで伝えるにはネット上では困難ですので  あくまでも「原則」あるいは「通常は」という雰囲気で  ご理解頂ければ幸いです。
(98/12/14)

Q132
Re: 変なクラウンを治したいのですが、抜歯になってしまうのでは? Rさん

ブッコチさん、いつもご親切なアドヴァイス有り難うございます。 書き込まれている時間を見ると、お忙しさが伝わって参ります。お体をこわさないよう、ご自愛下さい。 さて、ご相談のクラウンの件ですが、今回2本同時に治療になったのは、やむを得ない事情からで、やはりセオリーどおりに治療するのが正しいと感じました。嘔吐反射が苦しいので、馬鹿げたことを考えましたが、本末転倒だったかもしれません。 担当医と相談の結果、治療開始後に(サトウキビで)エナメル質が取れてしまった前歯を先に治療して、次にバケツ冠の隣のアマルガム充填した歯(いつの間にかかけてしまった)を先に治療することになりました。
(98/12/18)

A140
サトウキビ ブッコチ先生

> 担当医と相談の結果、治療開始後に(サトウキビで)エナメル質が取れてしまった前歯を先に治療して、次にバケツ冠の隣のアマルガム充填した歯(いつの間にかかけてしまった)を先に治療することになりました。
あれを噛む時の力は相当なものでしょうね。 それから、選択肢として一つの考え方なのですが (私個人の意見ではなく一つのヴューとして) 治療することによって相当な抜歯になる或いは再び冠をかぶせる事が できない可能性が示唆され、かつ歯の根の病気や痛みなどの 即治療の必然性を示唆する要素が上記リスクを 「下回る」と判断した場合 定期的に追跡検査して様子をみてゆくという考え方もあります。 とにかく、早くよくなられるといいですね
(98/12/20)

Q141
Re: サトウキビ Rさん

> 治療することによって相当な抜歯になる或いは再び冠をかぶせる事が
> できない可能性が示唆され、かつ歯の根の病気や痛みなどの
> 即治療の必然性を示唆する要素が上記リスクを
> 「下回る」と判断した場合
> 定期的に追跡検査して様子をみてゆくという考え方もあります。
前歯の裏側に関しては、8月に治療開始他の歯の治療を開始して約1ヶ月後にかけたもので、虫歯になる兆候は全くないそうですが、ちょうど治療の切りがよいこととレジンを入れるだけなので1回で終わるとのことで、私の方からお願いいたしました。虫歯になるのが怖いので。
> とにかく、早くよくなられるといいですね
ご心配いただいて有り難うございます。 自分でも情けなくなります。臼歯でまだ大きく割れていない歯は、もう4本しかなくなってしまいました。第2小臼歯と親不知は抜いてしまっていますが、ちょっと悲しいです。
(98/12/20)


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