Q030 | 親知らずの隣の歯の炎症について | Sさん | |
---|---|---|---|
親知らずが横に生えようとしております。 隣の歯の神経の治療中、都合があり4ヶ月ほどお休み したのですが、先日また再開して治療を終えました。 ところが治療を終えた日からその歯がとても痛いのです。 その歯は真ん中を深くまで削ってあり、穴があいております。 お聞きすると骨まで細菌による炎症があり、薬で痛みを 鎮めるしかないとのことで痛みがひくまで我慢してくださいと のことでしたが、薬を飲んでも痛みはおさまらず、 脳天まで直撃されるような痛みで仕事もままならず、 意識がもうろうとして物も噛めない状態です。 このまま我慢するしかないのでしょうか。 | |||
(98/09/22) |
A031 | Re: 親知らずの隣の歯の炎症について | プッコチ先生 | |
---|---|---|---|
根の治療を終えた日から痛みだした場合、 急性の症状などで、すぐ再処置できない場合などの 例外はありますが原則的には、かように、ひどく 痛む場合は再治療です。 (その歯医者の説明は感染が根の回りで起こっている 事を意味していますので) ただ、あくまでも、上記は一般的な話であって、 御質問だけでは、それ以上の事は。。。 もっとも、痛みのコントロールは歯医者にとって 重要な項目であり、安易に「我慢」という答えが きた場合なら転院 十分な治療と診察の上だったのなら、一度歯医者に ご相談を。 ところで、薬は名前とか分かります? (分からない場合は歯医者の説明義務が不備であり そんな歯医者は転院をすすめます。) |
|||
(98/09/23) |
Q032 | Re: 親知らずの隣の歯の炎症について | Sさん | |
---|---|---|---|
ありがとうございました。 ご回答いただき、とてもうれしかったです。 > ところで、薬は名前とか分かります? |
|||
(98/09/24) |
A033 | Re: 親知らずの隣の歯の炎症について | ブッコチ先生 | |
---|---|---|---|
途中でも転院できますが、個人的には、転院の場合は 大学病院の口腔外科または口腔外科の得意な先生の所へ行かれた方がいいと思います。 また、その際、もらった薬と、それまでの経緯などを 『箇条書き』にして一緒に持ってきていくといいです。 それから、受診2時間前には、もう何も食べないで。(水分はOK) (但し、例外があるので必ず事前確認) また、処置によっては車の運転が危険になる場合がありますので 交通手段にも配慮してくださいね。 何か、緊急時が生じた場合は私の家族のホームページから アクセスするなど連絡いただいてもいいです。 私は一応、口腔外科の専門なのですが その処方は、おかしいなあ??? おかしい点は幾つかあるのですが http://www.senshu.co.jp/drus0401.htm にも書いてありますが、抗生物質(化膿止め)と、 アルミゲルという物質が含まれている胃の薬とは 色んな意味であまりよくないのです。 ひどい場合には抗生物質の効き目がひどく落ち込みます。 健胃錠も確か、アルミゲルが入っていたと思います。 (医薬制度研究会の木村先生の本にはそう書いてあります) 余談ですが健胃錠をもらう時、塩分の制限を受けているかどうかの 確認を歯医者から受けました? それ絶対質問ですから。 カマかけて健胃錠にはアルミゲル入ってますか? と聞いてみるとか歯医者さん苛めしちゃあ駄目よ〜(笑) それにね、ペングローグも、ボルタレンも両方とも 十分な水で飲まないと 喉につかえた状態だったりすると食道の粘膜を傷つけたり するんですよ。 そのような注意は受けました? 余談ですが、私は、外国で歯医者やってきて、日本の一般開業医の先生の 現状は、もう2年位、見ていないので不思議なのですが 上記のような処方って、日本では一般的なのかなあ? よくアメリカの方が優れているかのように決めつける 留学帰りの先生がいますが、留学ではなく実際に アメリカで教壇に座っていた(アメリカでは座って教えます) 経験では日本の歯科医療のレベルは世界でもトップクラスだと思うのです。 それから、どんな名医にだって、うまくいかない治療や、相性が合わない 患者さんや難しい処置というのはつきものです。 ですから、佐藤さんの場合も、かかりつけの先生は実は 良い歯医者さんで、たまたま、治りが良好でなかっただけかも 知れませんし、今回の事で歯医者不信になられない事を 祈ります。 そして早く、治られる事を。 |
|||
(98/09/24) |